木をつかう社会の仕組みを作る、が合言葉の一般社団法人ソマミチが開催するソマミチツアー。
今回はatelier m4 inc.を訪ね、カラマツをつかった家具について、知っていただきます。ツアーの前半は工房周辺のカラマツ林、製作工程やカラマツ利用のノウハウを、後半は代表前田大作の「家具実験所兼自宅」へ移動して実際のカラマツ家具をご覧いただきます。
このツアーは、特に設計士さんや工務店さん、カラマツ家具の購入を検討されるユーザーさんのために企画しました。カラマツの木工に取り組んで10年を経たm4が、近年実践しているカラマツの使い方、事例、クライアントの反応などをお話しますので、新しい針葉樹利用の時代への道筋について共に考えていただけたらと思います。
>>>申し込みはこちらから info@atelier-m4.com
ツアーの切り口は主に4つ。
①わざわざカラマツを利用する意味。
加工しづらいカラマツ材を使う意味とはなんでしょうか。ここ数年、ナラなどの良材が枯渇し家具用国産広葉樹の入手が困難になりました。そのため全国各地で国産針葉樹の家具づくりがトレンドとなり、信州でもカラマツの家具利用について取り組む時期がきています。
②カラマツの欠点の解決方法の現在。
カラマツの利用を経験されたことのある方ほど、ソリやヤニに苦労して「嫌な過去」をお持ちではないでしょうか。現在、高齢カラマツの増加と乾燥技術により状況は改善されています。このツアーでは最新のカラマツ利用例について知っていただきます。
③カラマツを選ぶことから始まる話。
建築空間において、設計や素材と同じように家具や什器の選定にも意味があります。最近ではユーザーの素材への関心も強く、ダイニングテーブルやキッチンなどの家具には素材や背景への想いを象徴的に表現する役割も期待できます。
④カラマツ作られた最新の空間事例。
ダイニング、リビング、キッチン、ベッドなどの家具に始まり、フローリング材、外壁材、構造材に及ぶまで。m4代表前田大作の自邸(設計:田辺雄之 2016年グッドデザイン賞受賞)はカラマツ利用の実験施設。ツアー後半にご案内いたします。
このツアーはm4の前田の他、ソマミチから原薫さん、香山由人さん、宮坂直志さん、山本寛之さんがご案内します。林業者、設計者からみたカラマツ家具。atelier m4とは?ぜひご参加いただければと思います。
>>>申し込みはこちらから info@atelier-m4.com