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古川ちいきの総研 古川大輔

信州と湘南

更新日:2020年1月25日


信州と湘南。

この2つの地域、どんなイメージがありますか?

信州エリアは、アルプスを背景に、リンゴ並木が見られ、カラマツのある里山の風景が広がる

湘南エリアは、江の島を背景に、富士山が遠くに眺望としてあり、暮らしと海とが一体化している。

信州は森、湘南は海とはいえ、その地域らしさがそれぞれに残る美しい地域だということは類似点。

また、松本市(長野県)と藤沢市(神奈川県)は、姉妹都市でもあります。

さて、

一般社団法人ソマミチには、2人の設計士(一級建築士)が理事にいます。

一人は、湘南エリア、クラシック一級建築事務所の「山本寛之氏」 

一人は、信州エリア、山の辺建築設計事務所の「宮坂直志氏」 

どちらも、この度2019年の4月下旬に、お施主様の家の完成見学会をされましたが、

双方にカラマツを外壁材として利用されており、今回、私は、その2軒のどちらも実際に見て参りました。

湘南の暮らしと風景に合う【写真:クラシック一級建築士事務所より】

信州の暮らしと風景に合う【写真:古川撮影→写真提供次第、変更予定】

このリビングダイニングの内装も開放的。

リビングルーム(外壁、フローリング、内壁ヘギ板、階段材とすべて信州カラマツ)【写真:山の辺建築設計事務所より】

どちらも、今までの住宅デザインにはない特徴的な外観ではありますが、

その色合いの違いはあるものの、しかしながら、どちらもその地域の風景に溶け込み、

なぜだか、地域の方々の足が止まり、ゆっくり見てしまうという家です。

外壁の色合いもその経年変化も楽しみながら、

地域の1棟だけの点が、出来る限り、それが線や面になって、街づくりの視点でも、

こういった自然素材を活かした空間が広がることをソマミチは願っています。

なお、ソマミチは、

「木を使う社会の仕組みをつくる」をミッションとしていますが、

それは、林業生産者、製材加工生産者とが顔を直接合わせて、その理念をもとに、集まり、

環境にもっともいい手法と「もったいない」を無くす取り組みをしているからこそ、

この湘南と松本との2種類の世界観と実施設計がなされているのです。

ソマミチ理事同士での打合せでは、

何㎡の面積の外壁(あるいはフローリング)が必要というところから、

逆算して、生産効率もひとつひとつみながら、丸太がどれくらい必要か、間伐がどれだけ必要か、

どれくらいの山林が必要か、どれだけの手入れが必要かということを可視化しています。

1つのミッションを基に、

1つの生産地から、2つのエリアのライフスタイルへ。

ソマミチのメンバーでつくった木を使うことは、

まさに、信州の美しい風景をつくることに参画していいることと同じなのです。

信州エリア:山の辺建築設計事務所「宮坂直志氏」 http://yamanobe.com/

湘南エリア:クラシック一級建築事務所の「山本寛之氏」 https://www.clachic.casa/

さぁ、あなたは、どっち?

信州タイプ?湘南タイプ?

自分にあったライフスタイルを是非!

理事(coach)

株式会社古川ちいきの総合研究所 古川大輔


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