狩猟の師匠に学ぶ、熊蜜蝋クリームワークショップ、終了しました!
講師・上條栄さんの自然とともにある暮らしぶりに驚きながら、森の恵みを実感する時間となりました。参加者のみなさん、ありがとうございました。以下、写真とともにご紹介します!
会場は、塩尻のスナバさん。アプローチは違えど地域の力を活かしていくという思いに共感し、今回共催という形で開催させていただきました。 35名ほどの参加者のみなさんで、スナバさんも驚く盛況ぶり!
講師は松本市神林の上條栄さん。冬は猟をされますが、それ以外も一年中森に入る暮らしをされています。
上条さんの一年を写真とともにご紹介いただきました。(以下上條さん撮影)
春。ギョウジャニンニクの群生。
夏は釣り。 (イワナ…ですよね?)
秋はきのこ。(マツタケはカップめんに入れてもとおいしいとか笑)
冬は狩猟。写真はシカ。この写真、命の美しさを感じます…!
200キロの熊の写真や、イノシシをしとめる瞬間の動画もあり、みなさん驚嘆しきり。
養蜂のお話もお聞きしました。
花粉をつけたニホンミツバチ。(上條さん撮影ここまで) ハチミツは少しだけ味見のはずが、一人1カップのおみやげをいただきました!取れたものはみんなに分け与えることを「マタギ勘定」というそうで、上條さんはマタギではありませんが、やはり山の恵みを惜しむことなく共有してくださいました。
その後、ワークショップです!ツキノワグマの脂と、ニホンミツバチの蜜蝋を使ったクリームを製作します。デモンストレーションのころには、みなさん和気あいあいとした雰囲気。
その後、各グループで製作。溶けそうで溶けない蜜蝋。
試作中のアカマツアロマエッセンスもお使いいただきました。森の香りもただよいます。
今回は、キッズディなどで講師をつとめる山岳救助隊・荒山里利さんも参加。上條さんの自然とともにある暮らしに感銘を受けてらっしゃいました。ちなみに、今年のキッズディは10月19日(土)の開催が決定しましたので、そちらもお楽しみに!
こちらが完成した熊蜜蝋クリームです!熊とミツバチからここまでになるプロセスを知った今、その価値プライスレス…!
今回のお話は概要だったこともあり、終了後にはあれこれ聞きたい方が上條さんの周りに集まっていました。次は上條さんと山に入りたい!という声もたくさんいただきましたので、マツタケ山お手入れシークレットツアーなど企画したいと思います!?
「木を使う社会の仕組みをつくる」というメッセージを掲げるソマミチ。木はもちろんですが、森の恵みは木だけではないと強く感じる時間となりました。その多様な森の恵みを受け取る知恵や技術も受け継いでいけるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました!