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ツキノワグマの脂と、ミツバチの蜜蝋からクリームをつくりました。
冬眠前のツキノワグマは、10センチを超える厚みの脂肪を蓄えています。
その命をいただく猟師は、仕留めた熊のすべての部分を無駄にせず活用します。
もちろん熊の脂も、猟師たちは様々な形で大切に愛用してきました。
私たちソマミチは、「ソマの道から、始める暮らし。」をキーワードに活動しています。
根本にある思いは、「森の恵みは、ひとつに連なるいのち」なのだということ。
それは、木材であったり、ジビエであったり、形は様々だけれど、
森の恵みは、人間のくらしまでつながっているのだと思うのです。
昨年、熊蜜蝋クリームワークショップを開催したのも、そんな思いから。
狩猟と養蜂もされ、ソマミチ代表原薫の狩猟の師でもある上條さんにお話しを伺いました。
自然とともにある生き方は、厳しくも、楽しく、美しい。
その後、くまみつろうクリームをワークショップで製作しました。
今年は、みなさんにお集まりいただくイベントは開催できなかったけれど、
去年つくったクリームがなくなってしまった!というお声もあり、
クリームをつくり、お分けすることにしました。
熊の脂をゆっくり加熱し、不純物を取り除いて、
蜜蝋とともに湯せんにかけると、透明なとろりとした液体になります。
そこに、国産の柚子アロマオイルを加えます。
すべて手作業で、ひとつずつ丁寧につくりました。
ここ信州松本には、美しい山と豊かな水とともに、
森の恵みを活かしてきた歴史があります。
無駄にせず、使い切る。
その知恵も、途切れることなく伝えていきたいと思います。
春の芽吹きが、夏の蝉の声になり、秋の実りが、冬の冬眠になる。
その循環のなかに、きっとあなたもつながっている。
そんな森への思いをはせながら、使っていただけたら嬉しいです。
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近日中にSHOPにて販売開始します。しばしお待ちください。
第一弾は、蜜蝋がセイヨウミツバチのバージョンで、お試し価格となります。
第二弾以降は、二ホンミツバチの蜜蝋を使用する予定です。
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