先日の納品の一コマ。
カラマツのオーディオボードと手前には丸いローテーブル。
経年で濃く赤くなるのが楽しみな家具です。
オーディオボードはデザイン当初は形状安定性の低いカラマツで
このような構造で作ることに不安があったのを思い出します。
試作の時は框組の戸板など、半信半疑で制作していました。
ただ、予想に反して、これまでに制作したオーディオボードでは
問題は生ぜず、カラマツであっても
産地、樹齢、製材と乾燥の方法、制作での見立てが揃えば
ある程度の攻め込み方もできるのだと学ぶことができました。
地域材を利用することはとても重要で気持ち良い作業です。
その土地の材がどのような特性なのか、どのように加工すれば
目的の形に近づいていくのかを引き続き根気強く模索して行きます。
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