長雨(梅雨)が明けたと同時に猛暑がやって来ました。
私の子供の頃と比べて、信州の夏もずいぶん暑くなりました。それでも湿度が低めで日陰に入れば涼しく感じるのでありがたいことです。
昨今の住宅は高気密高断熱が当たり前となりましたが、夏の暑い熱が家の中に入り込むとその影響で熱が逃げにくくこもってしまいます。通風が確保できても、最近は夜間も熱帯夜になるので、余計に熱が逃げにくくなります。そこで大事になるのが、日中に日射を取り込まない工夫です。
皆さんご存知のように、日本では昔から使われてきた簾やよしずといった日射を遮蔽しながら通風を確保できるものがありますが、これはまさに日本(信州)の気候にぴったりです。軒先や窓先、取り付け方はそれぞれ工夫をして南側や西側に設置してみてください。予想以上に効果を発揮してくれるはずです。まさに先人たちの叡智です。
できるだけ窓や開口部から離すことも重要です。簾やよしずも熱を持ちますからその熱が窓に近いと侵入してきます。
一手間かかりますが、職場やご自宅でぜひお試しください。
おすすめです。
山辺の家Ⅳ 軒先が約1300mmあるので簾をかけても通行できます。
丘の上の家 真東にデッキがあるので夕方は建物の陰に隠れた涼しい空間になります。
デッキも温度が上がるので、デッキに打ち水もおすすめです。
山辺の家Ⅲ 軒先からフェンスに簾をかけたところ、半日陰が木陰のように気持ちの良い空間になります。
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